経済鈍化の兆し
連邦銀行の利上げは当面見送りか
3月19日にはっぴょうされた将来の経済活動を示す基幹指標が2年ぶりに初めてトレンドを下回り、また技能労働者求人数も2か月連続で下落した。また、住宅建築件数は伸びているが、業界アナリストによれば、これでもまだ住宅需要をまかなうには不足であり、3月の政策金利切り上げを計算に入れていない数字としている。しかし、米連邦準備制度理事会が、フェデラル・ファンド金利を0.75%ポイント切り下げた後でウォール・ストリートが協力な動きを示した後、それを4%近く上回る反騰ぶりで、1日の上昇率としてはほぼ2か月ぶりだった。瞬く間にオーストラリアの全株式の価値が400億ドル増えたことになる。また、ベア・スターンズが、国際的なクレジット・クランチの影響をもろにこうむって倒れた後、米投資銀行2社、ゴールドマン・サックスとレーマン・ブラザーズが手堅い収益を手にしたことで市場は高揚した。ウェストパック・メルボルン・インスティチュートの経済活動先行指標は成長率を年平均に直してあるが、今後3か月から9か月の経済活動のペースをよく示すものになっており、2008年1月には4.1%で、長期トレンドの4.2%をわずかに下回っていた。このように先行指標が長期トレンドを下回るのは2005年11月以来初めてである。ウェストパックのチーフ・エコノミストは、「先週のウェストパック・MIの調査で消費者心理に9.1%の冷え込みが見られたことと合わせて考えれば、豪連邦銀行がインフレ抑制のために利上げを繰り返した効果が現れてきたのではないか。おそらくこのままインフレを抑え込むのに十分な政策金利引き上げがあったのではないか」と分析している。また、雇用状況のトレンドを指標となる技能労働者求人は2か月連続して2.2%下がっている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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