ラサ弾圧で中国領事館に抗議デモ
シドニー、メルボルンでは大荒れ
3月14日、チベットの首都ラサで、ラマ教僧侶らが「チベット独立」を叫んで行進し、阻止の警察と衝突、暴動に発展した。インド北部にある「亡命チベット政府」は、80人が殺されたとしている。3月15日には、シドニーのキャンパーダウンにある中国領事館の前には中国政府の鎮圧に抗議するチベット支持活動家40人ほどが集まり、抗議の声を上げた。午後4時頃には、NSW州警察のアジア系私服刑事が領事館の警備担当員と間違われて抗議参加者に暴力を受ける事態も起きた。そのため、警察官が警棒を抜いて抗議参加者と衝突、7人の逮捕者を出したが、6人は同日中に釈放された。豪チベット会議のポール・バーク理事長は、チベットから送られてくる情報に抗議参加者が苦痛を感じていることは理解するが、戦術には賛成できないと声明を出し、さらに、「人々を抑圧すれば巻き返しが来るだけだ。ダライ・ラマの主張する平和的解決交渉を積極的に支持して来なかった世界全体が今回の事件の責任の一端を負うべきだ」と語っている。中国側は死者を7人としている。16日にはメルボルンのトゥーラクの中国領事館前でも抗議集会が開かれた。豪政府は、中国政府に対して自重を呼びかけ、平和的抗議行動を許すよう求めている。長年の中国政府のチベット支配に対する抗議行動はしばらく目立たなかったが、8月の北京オリンピックに関連して西側諸国の有名人の間でチベット支持・北京五輪ボイコットの意見が高まっており、それをきっかけとして反乱が始まり、中国各地で抗議行動が起きていると報道されている。3月16日、全豪チベット人コミュニティ(NSW)のテンジン・ガデン会長は、抗議参加者の一部の行為を謝罪した。同日、メルボルンの中国領事館前で開かれた抗議集会も平和に始まったが、参加者が門扉越しに卵や水入り風船を投げ、混乱が起きた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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