タロンガ動物園で象が妊娠
2007年にタイから運ばれた若いメス
シドニーのタロンガ動物園で実施している繁殖プログラムが実を結んだ。2007年にタイから輸入された8頭のアジア象の一頭ソン・ディーが超音波検査で妊娠5か月になっていることが判明した。象の妊娠期間は22か月で、2009年に子象の出産が実現すれば、オーストラレージアでの飼育象の繁殖は初めてとなる。タロンガのガイ・クーパー園長は、「9歳のソン・ディーの妊娠はおめでたいが、象の初産では赤ちゃんが死亡する確率が50%と非常に高いことを忘れるわけにはいかない。ソン・ディーは非常に可愛い子で、バンコックの通りをさまよい歩くストリート・キッドだった。毎日町はずれの囲いから町に連れてこられて食べ物をねだり、夕暮れには帰っていくという生活を繰り返していた。その子がこの動物園でおめでたというのはほんとうにうれしいことだ」と語っている。クーパー園長は、また、ソン・ディーの連れ合いの7歳になるグンのことも「これほど早く成熟するとは予期していなかった」と語り、「種象になれるような若い元気な象がオーストラレージアに来たということは今後50年間の象の繁殖にとっては期待がもてることだ」としている。ルーシー・メロ主任飼育員は、「ソン・ディーは妊娠に適した年齢だ。2頭が恋仲であることはすぐ分かったが、グンの方は今は群れの他の象にも気を引かれているようだ」と語っている。一方、州議会緑の党議員と動物福祉グループは、ソン・ディーはまだ若すぎるとしており、タロンガ動物園が象飼育のガイドラインを破ったのではないかという疑いを挙げて調査を要求しているが、両者が根拠にしているガイドラインの責任者オーストラレージア地域動物園水族館協会(ARAZPA)のスーザン・ハント会長は、「今回の妊娠はガイドライン内だ」と明言した。8頭は2006年に購入されたが、輸入が遅れ、その輸入自体も動物福祉グループや環境保護団体の猛烈な反対を受けていた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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