難破ヨットから37人救助される
低気圧の荒れるウィットサンデーで
2月12日朝、海難救助のヘリコプター2機が、ウィットサンデー諸島のフック・アイランドで荒波に座礁し、航行不能になった18mのケッチ型(縦帆帆柱2本型)ヨット「ロマンス」号の乗客32人、船員5人をウィンチで吊り上げ、無事救助した。7時間に及ぶ恐怖の末に救助されたバックパッカーの1人は、「あんなに大きな波を見たことがない。みんなボートの上で波にさらわれないよう体を丸めて過ごした。2人か3人はあやうく波にさらわれるところだった。女の子たちは泣いていた」と恐怖の体験を語っている。ロマンス号は観光客を乗せ、2日間のセーリングとダイビングのツアーの途中、フック・アイランド沖合に停泊していたが、12日午前2時頃錨の綱が切れ、島に向かって流され始めた。午前3時には、同島西側のケーブ・コーブの岩に乗り上げたと警察に連絡が入った。QLD緊急救助隊(EMQ)スポークスマンは、「救助隊が到着した時には、ヨットは鋭角の岩の上で45度に傾いており、怒濤にもまれていた」と語っている。救援ヘリコプターのクルーは、「波の高さは2mないし3m、風速は40ノットに達した。彼らはいろいろ試した末船にとどまることにした。賢明な選択だったと思う」と証言している。結局一度に2人ずつを吊り上げ、近くのハイマン・アイランドに運び、戻るという往復を繰り返し、1時間かけて全員を救出した。アンナ・ブライ州首相は、救助にあたった全員に感謝の言葉を述べた。エアリー・ビーチのコーラル・シー・リゾートでは家族6人を乗せた10m級ヨットが波にあおられて岩に激突、警察官が救助活動を進める間にも徐々に砕けていった。結局全員無事に岸に上がったが、警察は非常に幸運だったと語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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