QLD州で、ベジタリアン・クラッカーがリコール
日本の税関で有毒化学物質検出、輸入禁止
1月12日、Tixana Australia Pty Ltd製のベジタリアン・クラッカー、グルテン非含有Piranha Vege Crackers(ピラニア・ベジ・クラッカー)の25g、100gパッケージから、人体に有毒な天然化合物質が多量に検出されたため、日本の税関が輸入を差し止めていたことがオーストラリア国内で報道された。有害物質が検出されたのは一部のロットだが、同社は予防措置として官庁の命令を待たず、全品のリコールを発表した。QLD州保健局集団保健課は、問題のクラッカーを購入した消費者は、製品を廃棄するか、買った店に持ち込んで返金を受けるように呼びかけている。問題のクラッカーはキャッサバ(イモノキ、タピオカノキ)と呼ばれる熱帯アメリカ原産植物の根茎から取れるデンプンを原料としており、和名の通り、タピオカの原料として現在では熱帯各地で栽培されている。タピオカは日本のクズに似た食べ物でオーストラリアでは球状の物が冷菓に用いられている。キャッサバには糖と水酸基化合物が化合した配糖体が含まれているが、キャッサバの苦味種の配糖体にはリナマリンという青酸配糖体が含まれており、これが胃の中で胃酸(塩酸)と反応して青酸を生成する。症状としては、呼吸が荒くなったり、脈拍が速くなる、めまい、頭痛、胃痛、吐瀉、下痢、重度になれば錯乱、ケイレンなどの症状を引き起こす。ただし、大人だと100gのパッケージ全量を食べれば気分が悪くなる。子供だともっと少量で症状を現す。通常は、原料を水にさらしたり、加熱したりして、青酸配糖体を分解してから使うが、この準備が不足していたとみられる。同社は、製品の成分分析を行った後、安全を確認してから出荷を再開する。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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