首相と連邦総督、クリケット界に苦言
印豪人種差別発言問題
1月7日、オーストラリアに遠征中のインド・チームのハーブハジャン・シン選手が、豪チームの西インド系イギリス人アンドリュー・シモンズ選手を「モンキー」と呼んだとして、豪チームが「人種差別発言」として苦情を申し立て、シン選手はマッチ3回の出場停止処分を受けたが、インド・チームはこれを不服としてその後の試合をボイコットしてインドに帰国すると脅すと同時に統括委員会にも不服を申し立てていた。インド・チームが試合を放棄して帰国した場合、オーストラリア側はインド側に莫大な賠償を要求できるが、クリケット界全体の収入の70%がインドのクリケットの上がりと言われるほど、インドのファン層は広く、事実、人種差別発言問題が英連邦各国に報道されると、インドではオーストラリア・チームのリッキー・ポンティングらの人形を群衆が焼くなど、クリケット・スポーツが人種暴動に発展しかねない国情を暴露する結果になった。結局、1月29日になって、オーストラリアのクリケット委員会が、シン選手の罪状を「人種差別発言」から単なる「悪罵」に切り替え、$3,000の罰金とした。これに対してオーストラリアのクリケット・ファンからは、クリケット委員会が金に屈したと批判が出されている。「人種差別発言」の背後には、クリケット選手が相手の心理をかき乱すために罵詈雑言を投げ合うという、「紳士のスポーツにふさわしくない」習慣がある。マイケル・ジェフリー連邦総督とケビン・ラッド連邦首相がそれぞれ、「クリケット・フィールドでのたしなみと礼儀の衰退を憂慮する」発言を行った。しかし、ポンティング氏がすでに「批判者は未だに1950年代の住人」と反論しており、騒ぎはおさまりそうにない。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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