ガーノウ教授、短期排出削減目標に慎重論
環境団体は骨抜きを警戒
著名な経済学者ロス・ガーノウ教授は、労働党連邦政府の「気候変動対策の経済的コスト」公式顧問を務めており、2008年後半に報告書を提出することになっている。また、ケビン・ラッド連邦首相も報告書を読むまでは短期的排出削減目標を設定しないとしている。1月29日、ガーノウ教授がABCラジオに出演し、「短期的な年限を決めて削減目標量を達成するよりも、長期、たとえば40年という期間で温室ガス排出削減を達成することが重要だ。短期的な達成量は市場に任せるべきだ。短期目標達成に努力を集中させると、本来の対象である環境への効果が薄れ、経済的コストだけが増大する」と語り、「われわれは、経済的コストを最小限に抑えつつ、環境的な効果を最大限にする削減手段を考えているのではないか」とした。しかし、緑の党のクリスティーン・ミルン上院議員は、「長期目標しか設定しなければ、目標未達成の口実にされるだけだ。ガーノウ教授の選択は、エコノミストにとっては納得がいくかもしれないが、政治的、環境的視点に立てば、リスクの大きい考えだ」と反論した。ガーノウ教授も、もし短期暫定期間での排出削減目標がなければ、対策を10年も20年も先送りする国が出てくる危険があることは認めたが、排出削減目標を緩和しようとしている主旨の批判は否定した。気候研究所のジョン・コナー所長は、「国際的な排出量削減体制と歩調を合わせることが重要だが、ガーノウ教授はまだ様々な考えを検討している段階だろう」と片づけている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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