ラッド首相、ホームレス救済策に向けて
ホームレスの人々の社会復帰を目指す
1月27日、ケビン・ラッド連邦首相はキャンベラにおいて、「オーストラリアは豊かな国にもかかわらず、最貧の人々がホームレスになっており、その数はますます増えている。労働党政府は、人々がホームレスになることを押しとどめ、ホームレスの人々の社会復帰を支援するために、長期的総合的な制度を開発する」と発表した。そのために、まず拡大するこの問題を調査し、2008年8月までに白書を提出するよう関係省庁に指令した。「問題を脇に押しやり、臭いものに蓋をするのか、それとも『これは間違っている。何とかしなければならない』とするのかということだ。ホームレスの問題は、オーストラリアのような豊かな国が21世紀に看過していいことではない」と語っている。この政策発表は、2007年末にABC TVのドキュメンタリーで有名になった「ハード・ノックス合唱団」の歌声の後で行われた。合唱団は、メルボルンでホームレスを経験してきた人々や最貧生活を過ごしてきた50人ほどの人たちが、困難を克服し、再起することを目指して結成したグループで、国会議事堂前広場で、連邦首相やタニア・プリバセク住宅大臣の前で歌唱を披露した。ラッド首相は、公約通り1億5,000万ドルをかけて、クライシスにある人々が住める住宅を建設する。そのために、専門家を集めて報告書を出させるとした。福祉団体「セント・ローレンス兄弟団」のトニー・ニコルソン理事長が調査委員会委員長を務め、上部団体の全国社会福祉会議(ACOSS)も全面的協力を行う。野党自由党のブレンダン・ネルソン党首も、「豊かな国でこれほど多くの人々がホームレスになるのはパラドックスだ。ホームレス救済政策のための白書作りに野党も賛成だ。オーストラリアの利益になることには支援を惜しまない」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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