少女、臓器移植で血液型が変化
「これまで聞いたことも見たこともないケース」
デミ・ブレナンさん(15)は肝臓障害をわずらい、2001年、9歳の時に肝臓移植を受けた。移植手術から数か月後にデミさんを診察したウェストミード小児病院の担当医が驚いた。デミさんの血液型が、当時既に亡くなっていた臓器提供者の男性と同じ血液型に変化していたからである。精密検査した結果、提供された肝臓の幹細胞がデミさんの骨髄に侵入し、骨髄移植したのと同じ結果になったということが明らかにされた。異種血液型間の臓器移植では、しばしば臓器拒否反応を抑制するため免疫抑制剤を一生投与し続けなければならないことがあるが、血液型の変化を確認したマイケル・ストーモン医師が、免疫抑制剤投与を決定した。この症例を、医学論文誌「New England Journal of Medicine」に投稿したストーモン医師は、「完全に驚いている。文献も調べ、世界中からアドバイスを求めたが、他に同じケースが見つからなかった」と述べている。デミさんの母親ケリー・ミルズさんは、「奇跡だ」と語っており、ストーモン医師も、「現在のところ、まったく説明がつかない。なぜこのようなことが起きたのか分からないが、色々な複雑な条件がたまたま全て一致したのではないだろうか。その条件を一つ一つ解明していけば、他の移植患者にも応用できるようになるかもしれない」と述べている。科学者チームが、この珍しい現象を研究し、そこから、他の臓器移植患者の治療法や移植結果を改善することができるようになるかもしれないと期待している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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