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社会 - 2008年1月23日

シドニー・タウンホール地下の墓地発掘進む

オーストラリアで2番目のヨーロッパ系墓地
 シドニーのタウンホールが元墓地だったことはよく知られており、地下室造成のために長年にわたって考古学的発掘が進められてきた。1月22日、発掘部長を務めるメアリー・ケーシー博士がその進捗状況を発表した。この墓地は、1792年、アーサー・フィリップ総督がニューサウスウェールズ植民地総督の職を辞し、イギリス本国に帰る直前に設立したもので、1792年から1820年まで新しく死者を葬ってきた。総数で2,200体が現在のタウンホールからダーリング・ハーバーへの斜面に埋葬されていたが、市域が次第に拡大され、墓地を呑み込み始めた。1869年に現在の地にタウンホール建設が始まり、死者は現在のセントラル駅デボンシャー・ストリート側の位置に改葬されたが、1880年代までタウンホールの拡張に合わせて次第に改葬が進んだ。1970年代にタウンホール駅からタウンホール地下につながる地下商店街の建設時にもさらにいくつかの墓が発見されている。タウンホール地下工事では、作業員が板床をはがし、慎重にコンクリートと土を取り除く作業を続け、この3週間で大人子供合わせて53基の墓を発掘、すべて詳細を記録している。ケーシー博士によると、いずれも墓石はなく、ほぼ完全な遺骨を残しているのは4基のみだった。遺骨はシドニー大学で科学調査を行った後に再び埋葬される。ケーシー博士は、「遺骨の保存状況は良くないが、当時の人々の食生活や死因が突き止められることを期待している。墓の位置には一定のパターンがなく、半分以上の遺骨が頭を西にして埋葬されている。通常、頭を日の上る東に向けて埋葬されているものと期待していたが。カソリックの埋葬が、囚人の埋葬と異なっていたのかもしれない」と語っている。地下の発掘箇所は、6,000万ドルをかけたタウンホール改修工事が済めば、新しい防火安全基準を満たす地下機械室になる。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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