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社会 - 2008年1月20日

スピリチャリズム、幸福をもたらさず

21歳を対象にした調査で判明
 本屋に行くと、棚一列が様々なタイトルのスピリチャリズムの書籍で占められている。QLD大学の集団保健研究者ローズメアリー・エアド博士が、21歳の青年3,705人を対象に質問して集めた資料をまとめた。それによると、流行とも言えるこの自己内面をテーマにしたスピリチャリズムに関心を持つ若者は、神を信じる若者や宗教をいっさい拒否する若者に比べ、不安や鬱屈を抱えていることが分かった。また、若者が既成宗教離れし、ニュー・エージ宗教を選んでも少しも幸福になっていないとしている。また、スピリチャリズムや神以外の高い存在を信じている者は、神や高い存在を信じていない者に比べて、精神衛生の問題を抱えていたり、社会的に逸脱した行動に走りやすいことも明らかにされた。エアド博士は、「新しい宗教形態が若者の集団的な精神衛生や社会行動とどう関係するのか、さらに詳しい研究が必要だ」としている。この研究は、オーストラリアで初めて若い成人の間の宗教、スピリチャリズム、行動様式、心情などを対象にしたもの。博士は、このように若者の関心が既成宗教から非宗教的なスピリチャリズムに移っている原因を個人主義の影響としており、「このようなスピリチャリズムは、個人の充実や向上を、他人の福利より優先させる傾向があり、孤立感をもたらし、精神健康を損ない、人間関係も希薄になるのではないか」と分析している。また、「新しいスピリチャリズムは、自己と社会を肯定的にまた前向きに変革するために自己を変革するという理念を掲げているが、ここには、人が自己意識に集中していてどうやって社会を変えることができるのか、という矛盾がある」と語っている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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