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国際 - 2008年1月24日

果実栽培農家、NZリンゴ輸入解禁を危惧

日豪を除く世界中で発生している火傷病
 ニュージーランド政府は、同国産の果実のオーストラリア輸出を狙って、オーストラリアのリンゴ輸入禁止を世界貿易機関(WTO)に提訴していたが、WTOは、1月22日から調査を開始した。国内生態系保護のために農産物輸入を厳しく規制している両国の紛争をWTOが仲裁する初めてのケースとなる。ニュージーランドは、オーストラリアのリンゴ衛生規則は科学的に正当化できず、世界貿易規則に反していると主張している。しかし、栽培農家団体「Apple and Pear Australia」のダラル・アシュトン会長は、ニュージーランドには(バラ科果物に着く)火傷病があることは明らかになっている。オーストラリアのリンゴやナシを守るためには、ニュージーランド産リンゴを締め出しておくことが重要だとして、「世界49か国で、一旦火傷病が根付くと退治することが不可能だということが実証されている。オーストラリアを50番目の国にしたくない。火傷病はリンゴその他の果樹を枯らし、しかも治療方法もない」と語っている。火傷病の唯一の対策は抗生物質を果樹に噴霧することだが、オーストラリアの園農では入手できず、また政府の認可が下りることもありえない。しかも、ナシはリンゴより抵抗力が弱いため、真っ先に感染し、そこから他の果樹にも蔓延することになるだろうと語っている。また、リンゴやナシなどバラ科の果実が壊滅的な打撃を受ければ、農家への影響も甚大だとしている。(訳注:火傷病(fireblight):かしょうびょう。グラム陰性菌感染による病害で、バラ科の被害が大きい。症状は黒変、萎縮、ひびわれなどヤケド状になり、枯死に至る)。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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