秘密主義教団に1,000万ドルの私学助成金
ハワード前首相時代の遺産
19世紀にダブリンで始まった秘密主義キリスト教団エクスクルーシブ・ブレスレンは、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアに信者を持っているが、信者に政治活動を禁じながら、教団幹部が保守政治家支援の政治活動を行っており、ニュージーランドでは同教団と関係のあった国民党党首が退陣に追い込まれた。オーストラリアでもジョン・ハワード前首相の選挙区で緑の党候補者を中傷するビラを偽名で配布するなどの疑惑があり、警察が捜査を続けている。ケビン・ラッド連邦首相は、野党時代にこの教団を「家庭を破壊する過激なカルト」と呼び、一切接触しないと確約していたが、ハワード前首相が同教団に寛容だったこともあり、同教団の運営する全国5校の学校が2008年も総額1,000万ドルの私学助成金を受け取ることになっている。1月21日付フェアファクス系紙によると、シドニー北西部の同教団メドウバンク校だけでも430万ドルの助成金を受け取り、全校で今後4年間に5,000万ドルの助成金を受け取ることになっている他、「学校投資プログラム」でさらに502,000ドルが同教団の学校のために計上されている。いずれも私学優遇のハワード前首相時代の遺産だが、マーク・レイサム元労働党党首が「私学助成金削減」を掲げて2004年連邦選挙に臨み惨敗した経験から、労働党は「私学助成金制度維持」を公約して選挙に勝ち、ラッド首相もジュリア・ギラード副首相も、「少なくとも今後4年間は、ハワード政権時代の私学助成金制度を維持する」と確約しているが、警察の調査を受ける教団の学校に巨額の税金が支払われることになる。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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