大魚より小魚の絶滅が問題
環境保護論者ティム・フラナリー
科学者、環境保護論者、2007年のオーストラリア人の肩書きを持つティム・フラナリー教授は、オーストラリアの環境保護派に尊敬されている人物だが、TAS州北部に計画されているパルプ工場建設認可を支持し、さらに温室ガス排出削減のためには原発も有効と発言し、それに対して環境保護団体も抑え気味の反論をしただけにとどまっている。12月31日、フラナリー教授がニューズ・リミテッド系紙のインタビューに答え、「日本が行っているミンククジラ1,000頭程度の捕鯨では頭数の豊かなミンククジラは絶滅しない。海洋生物と生物の多様性にとって危険なのは、大型魚や鯨類の食物連鎖の底辺近くにいるオキアミやその他の微小な甲殻類の減少だ。オキアミは乱獲と水温上昇のためにその数が激減している。その結果、オキアミをエサとする海洋生物の数が減る結果になる。持続性で言えば、日本の捕鯨がまったく永続性がないとは言えない。この程度の捕鯨でミンククジラが再び絶滅近くになるとは考えられない」と語ったが、同時に、日本がザトウクジラ50頭の捕鯨を中止したことは安心だ。問題は、捕鯨の仕方で、「できるだけヒューマニスティックな殺し方をしなければならない」と語っている。フラナリー教授は、2003年に、「ミンククジラのように脳の小さいクジラは、絶滅を招かない程度に捕殺していいのではないか」と書いており、過去にもその著作の中で、「クジラの個体数が豊富なら、クジラを水産資源と考えていいのではないか」と書いているが、オーストラリアの環境保護派はその箇所を無視してきている。今回の発言で、またもや環境保護派社会に一石を投じた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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