ハーバー・トンネル会社の州への返済滞納
政府と会社の間で「収益保証」契約
会計検査院の検査で、シドニー・ハーバー・トンネル会社が州政府に納めるはずの2億2,300万ドルが滞納になっていることが明らかになった。しかし、州政府と会社の間で、通行料金収入が設定額に満たない場合には、設定収入額と実質収入額の差額を州政府が保証する「Ensured Revenue Stream (ERS)」制度で、州から会社に対して、2007年には5,000万ドルが支払われており、2004年以来の総額は1億7,500万ドルにのぼっている。この保証はトンネルが開通した1992年から始まっており、2億2,300万ドルのローンが満期を迎え、トンネルが政府の所有物になる予定の2022年まで続けられる。従って、NSW州政府がトンネル建設と運営の資金として当会社に無利子で貸し付けたローンは1セントも返済されていない。トンネル・コストは5億5,400万ドルだったが、現在ではその倍に上ると推定されているが、有料トンネルの収入が減り、逆に運営コストが増えていることでピーター・アクターストラート会計検査院長は、州政府に対して、有料道路会社の借金を回収するよう申し入れた。アクターストラート検査院長は、州運輸局(RTA)に対しても、有料トンネル通行料金収入が減り、一方で運営コストが増えている原因を調査するよう申し入れている。政府のエリック・ローゼンダール道路大臣は、ERSによる支払いは、ネビル・ラン労働党政権が締結した契約の一部で、政府が所有するシドニー・ハーバーブリッジの通行料収入と、農村部の道路保全経費として計上されている資金も、1992年以来、トンネルのコスト補助に流用されていると語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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