パイロット、飛行中に意識を失う
カンタス航空名古屋ケアンズ線で
11月29日付で発表されたオーストラリア運輸安全局(ATSB)報告書によると、2007年7月9日、前夜に162人の客を載せ、名古屋空港を発ったカンタス航空のボーイング767機がグアムとケアンズの中間地点を飛行中、機長が、操縦を副機長に譲り、トイレに行こうと席に立った途端に倒れた。休憩を取っていた副機長が操縦に入るなり、大きな物音で振り返ると機長が床に倒れており、コックピットの照明を点けても機長は虚空をにらんだまま反応を示さなかった。副機長は操縦桿を放し、コックピットの扉を塞いでいた機長の体を移動して、客室サービス・マネージャを呼んだ。客室サービス・マネージャは、乗客中の医師の協力を求め、たまたま乗客として乗り合わせていた医師が機長を手当てした。一方で副機長は飛行機をケアンズに向けたまま、ケアンズ国際空港に救難連絡を取り、空港では直ちに緊急態勢が敷かれた。パイロットは、医師から酸素吸入、電解飲料水(いわゆるスポーツ・ドリンク)、イモディウム錠(下痢止め薬)を与えられ、1時間後に回復、機の操縦を代わった。着陸後、パイロットは精密検査を受け、飛行機操縦に差し支える異常がないことが確認されたため、職務に復帰した。パイロットを精密検査した医師は、「おそらく、パイロットは家族から消化器系の病原微生物をうつされたのだろう」と結論している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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