野党自由党、与党労働党と激突コース
ネルソン新党首、ハワード路線堅持
11月29日昼の自由党党首選びで、比較的中道寄りと見られているマルコム・タンブル氏が敗北し、元労働党員ながら自由党に転向し、現在は自由党右派の支持を受けるブレンダン・ネルソン氏が党首に選ばれたことで野党自由党がジョン・ハワード前首相の敷いた保守路線を堅持し、上院過半数議席を利用して、労働党政府と正面衝突する可能性が高くなった。タンブル氏は党首選の直前に「労働党政権は、国民の付託を受けてワーク・チョイス制度を廃棄することができる」と語り、同制度が保守連合敗北の主因になったことを追認した。ケビン・ラッド労働党は選挙期間中から、「ワーク・チョイスを引き裂いて捨てる」と明言し、連邦選挙を圧倒的な議席数で勝利した。タンブル氏は、労働党が主張してきた京都議定書批准や先住民族アボリジニへの豪政府の正式謝罪も支持しているが、ネルソン氏は、京都議定書を除いて、ハワード前首相の絶対拒否の姿勢を堅持している。11月29日、ネルソン氏は、「今の世代は、過去の世代が行った行動のためにアボリジニに謝罪する責任を持たない。『盗まれた世代』にしても、先住民族の子供を親から引き離したのも善意から出た行動が良い結果を生まなかっただけのこと」と、ハワード氏の謝罪拒否正当化を踏襲している。京都議定書については、「批准に反対しない」と言明している。上院の自由党議員過半数は、2008年6月30日までで、7月1日からは11月24日の連邦選挙で当選した半数議員が加わるが、その後も労働党政権は、緑の党、ファミリー・ファースト、無所属の全議員の支持を取り付けなければならない。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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