NSW州で続出する児童虐待事件
福祉局徹底調査をめぐって議会で攻防
10月下旬にシドニー南西部で2歳の男児のスーツケース詰め死体が池に投げ込まれていた事件は、被害者ディーン・シリングスワースちゃんの母親が殺人罪で起訴されているが、犯行以前に福祉局に電話し、生活援護を訴えていたことが明らかになった。また、11月初旬にはニューカッスル近くで両親と2人の姉妹と生活していたシェレイ・ウォードちゃんが栄養失調で死亡。家族が以前に住んでいたシドニー南郊でも、死亡当時の住居でも隣人たちが3人の姉妹の福利を案じて福祉局(DoCS)に訴えていたことが明らかになった。その他、一人住まいの13歳の少女、義父の折檻を受けて脳内出血の重態に陥っている3歳の女児のケースがいずれも福祉局が知りつつ保護措置を怠っていたとされている。それに対して、福祉局は、予算不足に加えて、資格者が不足しており、現場職員の定員も満たせない状況を訴えている。11月14日のNSW州議会で、野党は、福祉局に対する特別調査委員会設立を要求したが、モリス・イエマNSW州首相は、「ジェームズ・ウッド元州最高裁の調査委員会が十分な権限を持っている」として、特別調査委員会の設立を拒否した。野党党首のバリー・オファレル氏は、「以前の審査で勧告された改正案も実施されていない。ウッド氏の調査委員会が同じように無視されないという保証はない。特別調査委員会の権限が必要だ」としているが、イエマ首相は、「ウッド氏がもっと権限が必要と考えれば、与えることができる。それで十分ではないか」と反論している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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