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社会 - 2007年10月25日

「住宅ローンの重圧に苦しむ豪中流階級」は嘘

オーストラリア・インスティチュートの分析調査
 オーストラリアの中産階級が増大する住宅ローンの重圧に苦しんでいるという見方は、与野党の税制や政策決定にも影響を与えているが、左派系シンクタンクのオーストラリア・インスティチュートの分析調査報告書「オーストラリアの中流階級の現況」によると、中流階級世帯とされる所得階層で現実に住宅ローンを抱えているのは3分の1にしかならず、そのうち、ローンが$200,000を超えるのは8%にしかならないことが分かった。この報告は、「オーストラリアの世帯所得と労働動態」調査と豪統計局の新しいデータを総合的に分析してつかんだ分析内容を述べている。中流階級とされる世帯の可処分所得中央値はほぼ$70,000になり、オーストラリアの全世帯の所得中央値よりも43%も高い(可処分所得とは、所得から税金、保険料などの経費を差し引いて残った、個人が自由に処分できる所得分)。これらのデータから、収入の大半を住宅ローン返済に費やし、貧困すれすれの生活を送っている中流階級世帯はごく少数であり、中流階級世帯の大多数はかなり裕福な生活ぶりであることが明らかになった。インスティチュート所長のクライブ・ハミルトン博士は、「オーストラリアの中流階級は、自分が所有するものではなく、自分が所有するものと、自分が欲しがっているのに手に入れられないものとのギャップに意識を集中し、物が豊富に溢れているにもかかわらず、貧しいという気分になっている」と述べている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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