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社会 - 2007年10月19日

競馬界、カソリック教会と対立

その上にメディアを締め出し
 10月17日、2008年に開催される世界的なカソリック教会青年信者の集会「世界青年の日」の6日間の会場になるシドニー南部のランドウィック競馬場に、バチカンからの使節やシドニー大主教のジョージ・ペル枢機卿ら協会関係者200人が30人の報道陣を伴って現れた。バチカン使節は会場の下検分のために来豪したものであり、来年の「世界青年の日」には、法王ベネディクト16世がミサを執り行うことになっている、その下準備も兼ねている。教会関係者が、2008年のミサ会場と期間中何十万人かの信者を養う巡礼食の下検分を始める頃になって、報道陣が、アリソン・ロード側のゲート前に集まると、警備員2人が行く手を塞ぎ、「今日の下検分はメディア抜きという話になっている」と語り、報道陣に、「Uターンしろ」と命令した。報道陣が「世界青年の日(WYD)プレス・リリース」を示し、宗教関係者に同伴して会場内に入る権利をほのめかしたが、警備員に外の歩道に追い出された。報道陣は結局記者会見の時刻まで待たされ、うろたえた「世界青年の日」渉外部長が、「間際になって、ランドウィック競馬場管理者の豪ジョッキー・クラブ(AJC)が、報道陣を競馬場に入れないと決定した」と伝え、ペル枢機卿は後刻市内のホテルで改めて記者会見するとした。ペル枢機卿は、「AJCには200人の代表団とメディアが来ることは伝えてある。10月15日にもAJC会場マネージャにも確認した。費用もすべて払った。その上で突然メディア締め出しが起きたので驚いている」と語った。AJCは、会期の6日間、ランドウィック競馬場から締め出され、その逸失利益は何百万ドルにもなるとして、「世界青年の日」の会場としてランドウィック競馬場が選ばれた時から不満を明らかにしていた。馬インフルエンザ流行で連邦と州の両政府から競馬関係者に救済基金が提供されたことから察せられるように、オーストラリアでは「馬匹改良事業」の競馬産業は特権的な立場にある。キリスト教カソリック教会も特権的な立場にある。特権者同士の争いに報道陣がそばづえを食った恰好だ。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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