VICアワビ漁に危機
ヘルペス様ウイルス汚染
VIC州南西海岸部約200kmに広がるアワビ漁業は、ヘルペス様ウイルスの蔓延で収穫が激減している。この地域は世界の生産量の半分を占めるオーストラリアのアワビ産業を支えている。2005年末に、人に害はないが、アワビを殺してしまう「ganglioneuritis」という種類のウイルスが見つかった。このウイルスの発生源は不明で、養殖業者と天然アワビ潜水漁師の間で非難合戦が続いているが、800億ドルとされるアワビ産業が絶滅の危機にさらされており、7月29日付フェアファクス系紙は、VIC州政府の無策を非難する業界関係者の声を報じた。この地域の海岸では天然アワビの95%がこのウイルスに感染しているとされており、このままでは1年以内に500人の漁師の生活と800億ドルの産業が崩壊すると警告している。タスマニア州の所管庁は生物安全保障(biosecurity)を発令し、ウイルスがバス海峡を越えて州海岸に及ぶことを防いでいる。州政府水産部の科学者は、「40年間海に潜ってきた漁師が、今までこんな不漁を見たことがないと語っている。政府は警告を無視してきた」と州政府を批判している。VICアワビ潜り漁協会のビン・ギャノン事務局長は、VIC州水産部は、ウイルス蔓延の結果、年間漁獲高割当てを170トン引き下げ、1,100トンにしている。ギャノン事務局長は、「ポート・フェイリー近くの養殖アワビがウイルスで大被害を受けた時に付近でウイルスが検出された。その時に養殖アワビを廃棄処分するよう、州政府が命令すべきだった」と語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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