ハネーフ医師テロ容疑取り下げ
連邦検察庁、捜査の誤りを認める
7月27日、ゴールド・コースト病院の勤務医モハメド・ハネーフ医師に対する「テロリストに物質的援助を与えた」とする起訴状を再審査していた連邦検察庁のダミアン・バッグ検事総長は、同医師を有罪に持ち込むに足る証拠がないとして起訴を取り下げ、起訴までの捜査過程で誤りがあったと認め、ブリスベン地裁は同医師に対する訴訟手続きをすべて破棄した。しかし、先にブリスベン地裁が同医師に対して保釈を決定した直後にケビン・アンドリューズ移民相が取り消した同医師の457ビザは回復していないため、依然として「不法滞在者」扱いになる。そのため、アンドリューズ移民相は、「ハネーフ医師は拘留を解かれ、自宅監禁に置かれた。バッグ検事総長は、連邦警察(AFP)と検事が立て続けに間違いをしていたことが明らかになり、起訴事実そのものが危うくなったため、自ら起訴状と証拠をチェックしていた。「今回のできごとにはがっかりした。来週早々にでもなぜこのような大失敗が起きたのかを調査したい」と語った。ハネーフ医師の保釈直後に移民相が、同医師がビザ資格の「人格条項」に失格しているとしてビザを取り消し、同医師の拘留を続けられるよう措置したことについても、AFPのミック・キールティ警視総監は回答を拒否している。また、警視総監は、AFPの捜査は合法的で最大限に適切だった。ハネーフ医師に謝罪することはないと語った。また、「捜査が終わったわけではない。イギリスでの捜査が完了し、オーストラリア国内で安全が確認されるまで捜査を続ける」とした。7月28日夕刻アンドリューズ移民相は、ハネーフ医師はいつでも出国することができるが、ビザの再交付はせず、オーストラリアに留まることはできないとした。ハネーフ医師は弁護士を通して、オーストラリアにこれ以上留まる気持ちはなく、無実が証明されて清廉潔白な人間としてインドに帰国することを望んでいるとしていた。連邦警察と検察庁の間では責任の押し付け合いが既に始まっているが、今回の事件のいきさつにジョン・ハワード政府の不明朗さを指摘する声も大きい。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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