対インド・ウラン輸出に一歩近づく
核拡散防止条約未加盟国への核燃料輸出問題再燃必至
アレグザンダー・ダウナー外務相の提案が閣議で了承されると、オーストラリアからインドにウラニウムを輸出する可能性が出てくる。インドは核拡散防止条約非加盟国であり、オーストラリアの国是として同条約非加盟国に核燃料を売却しないという不文律があったが、ブッシュ米政権が友好国インドの核開発を認めた段階でオーストラリアの保守連合政権がインドに核燃料を売るのは時間の問題と見られていた。オーストラリアン紙が政府筋の情報として報道したところによると、内閣の国家安全保障委員会が外務相提案を検討することになっている。ジョン・ハワード連邦首相が閣僚に対して、「国民は、オーストラリアが中国にウラニウムを輸出しておきながらインドには輸出を拒否する理由を理解できない」と語ったとされている。中国はかつて核技術輸出に連座したと非難されたことがあるが、インドは核技術を輸出した記録がない。インドは、経済ブームのエネルギー源として国内14基の原発に燃料を必要としており、確実なウラニウム供給を必要としている。保守連合政権は、オーストラリアからウラニウムを輸出した場合にそのウラニウムを管理する核セーフガード協定をインドと結ぶことを予定している。この協定は、オーストラリアがウラニウムを輸出している相手国と結んでいる協定と同様のものになる。また予定されている協定では、インドは核エネルギーの平和利用プログラムを軍事兵器利用プログラムと分離し、オーストラリアのウラニウムが平和的な核エネルギー原子炉でのみ利用されるよう確保しなければならない。7月26日、アレグザンダー・ダウナー外相は、ウラニウムをインドに輸出することを、「温室ガス排出量を抑える役に立つ。インドには輸出の条件として、IAEAの検査を了承させる」と自己弁護に懸命。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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