起訴状の内容に誤り、豪警察はイギリスで笑いもの
インド人医師ハネーフ事件、意外な展開
7月17日、ニューズ・リミテッド系紙は、「うかつにテロリストに物質的援助を行った」として起訴され、ブリスベン地裁で保釈許可を受けると連邦政府移民相が直ちにビザを取り消すという異例な事態に発展していたインド人医師、モハメド・ハネーフ容疑者の事件に関して、連邦警察が「取り調べの結果、十分な証拠を得ることができなかった」と記述し、また、「同医師は7月2日の逮捕以前から監視されていた」とする漏洩文書を掲載した。この漏洩には連邦警察も連邦政府も直ちに「犯人追及」に乗り出したが、7月18日にはハネーフ容疑者の弁護人スティーブン・カイム弁護士が漏洩を認め、政府は、同弁護士を「法廷侮辱罪」で起訴できないかと検討し始めた。カイム弁護士は、「情報を選んで漏洩し、容疑者を有罪に思わせようとする当局に対する対抗措置として漏洩しただけ。弁護士にはこの文書を秘密にする義務は課せられていない」と語った。また、グレッグ・バーンズ刑事弁護士も「訴訟文書をメディアに漏洩するのは双方が日常茶飯事としてやっていること」と片づけた。しかし、7月20日になって意外な事実が明らかにされた。ハネーフ容疑者が従兄弟に与えたSIMカードは、従兄弟のカフェール・アーメドが運転してグラスゴー空港に突入した燃えるジープに残されていたと起訴状には記載されていたが、実際には、グラスゴー事件の8時間後、はるか離れたリバプールで従兄弟のサベール・アーメド容疑者が逮捕された時に、問題のSIMカードも一緒に押収されていた。しかも、サベール・アーメドもテロ行為では起訴されておらず、単に「テロリズムの情報を知りつつ隠匿した罪」で起訴されただけである。連邦警察は、「裁判前でありコメントできない」としているが、イギリスの捜査員は、「豪警察は何てヘマをするんだ」と豪警察の失態を笑っていると報道されている。ビザ取消で政府の説明責任を問われたジョン・ハワード連邦首相は、「これは検察庁の問題」とだんまりを決め込んでいる。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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