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社会 - 2007年7月15日

20年ぶりにオーストラリアでポリオ発生

患者が乗ったタイ航空の同乗客に予防接種
 かつて各国で大流行を繰り返したポリオ(小児マヒ)も経口ワクチンの普及で世界のほとんどの地域から根絶され、ポリオ(小児マヒ)根絶宣言をしていない国はナイジェリア、インド、パキスタン、アフガニスタンの4か国を残すだけになった。根絶宣言をするためには3年間発症例がないことが条件になるが、2007年にはナイジェリアで105人、インドが62人、パキスタン9人、アフガニスタンで3人の発症が報告されている。メルボルンに留学しているパキスタン人留学生(22)が4か月帰国した後、7月2日にタイ航空TG999便でメルボルン国際空港に到着した。しかし、留学生は6月段階ですでにポリオの症状が出ていたとされている。メルボルン病院に隔離されていた留学生のポリオ感染が7月13日に確認され、保健当局は全国に向けて警報を発表した。また同便に乗っていた249人の乗客のうち120人については所在が確認され、そのうち50人にはメルボルンの社会福祉局で追加接種を行った。接種を受けた乗客には、1950年代のポリオ大流行で友人が後遺症の身体マヒを物理療法で治療していた姿を憶えている66歳の男性もおり、また、タイの家族を訪ねた帰りという一家はポリオをまったく知らない世代の3歳と7歳の男児に新規予防接種を受けさせた。VIC州保健局のジョン・カーニー局長は、「留学生の症状は去ったが、後少なくとも10日間は隔離を続け、テストで2回陰性が出れば帰宅できる。また、念のためフラットメート5人も隔離された」と発表した。同局長は、「同乗客が感染する可能性はきわめて低いがあくまでも慎重を期し、ワクチンを受けるように勧めている」とした。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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