TAS、流刑囚記録が世界記憶遺産に登録
滅失しやすい記録物を登録するユネスコの制度
18-19世紀にイギリスからオーストラリア植民地に送られてきた16万5,000人を超える流刑囚の記録文書が、ユネスコの世界記憶遺産に登録された。登録文書は、「The Convict Records of Australia (オーストラリア囚人記録): 80年間 (1788-1868)におよぶ、連合王国から流刑され、独立国家オーストラリア連邦を築いた16万5,000人の囚人追放の記録文書」とされている。また、ケリー・ギャングの物語 (1906)と世界初の長編劇映画も登録された。ユネスコのMemory of the World Register (世界記憶遺産登録) は、世界史の重要なできごとを世界に知らせるために1997年に創設された制度で、同じユネスコの世界遺産が自然と建造物を対象にしているのに対して、記憶遺産は複製可能な記録物を対象にしている。しかし、世界的にもあまり知られておらず、イギリス、フランス、日本などには登録が1件もなく、創設以来の登録件数もわずかに158点を数えるのみ。タスマニア州の囚人記録には、7万5,000人の囚人の身上、身体特徴、流刑事由手段、流刑地での流刑制度下の行動などが記録されている。TAS州政府のデビッド・バートレット教育大臣は、オーストラリアの囚人記録が世界的な文化の伝統と歴史の記録文書として重要であり、取り替え不可能な遺産として認められたとして、「これらの記録は、タスマニアの過去と現在とを結ぶ貴重な絆であり、世界の記憶として、その重要性が認められたことは素晴らしいことだ。この遺産に登録されることは栄誉であり、我が州と我が文書保存館がこのような形で認められることも非常に名誉なことだ」と語っている。
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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