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社会 - 2007年6月22日

QLD州、陪審員、警察官に無罪判決

パーム島暴動の原因になった死亡事件に
 2004年11月19日、QLD州タウンズビル沖のパーム・アイランドで、島の警察署のクリス・ハーリー巡査部長が拘束したアボリジニの男性、ムルルンジ・ドゥーマッジーさん(36)が留置場で死亡し、島のアボリジニ住民が警察署に押し寄せ、暴動に発展した。暴動鎮静化の後、暴動首謀者と見なされた男性が起訴される一方で、2005年の検視法廷ではハーリー巡査部長の訴追相当とする判断が出されたが、2006年にはQLD州検事総長が、ドゥーマッジーさんが暴れたために、ハーリー巡査部長が抑えようとしてドゥーマッジーさんの上に倒れたことが負傷の原因で、その負傷が原因となって死亡したと推測したが、巡査部長の行動には違法性がなかったとして不起訴処分にしたため、全国のアボリジニ・コミュニティで不満が噴き上がった。そのため、QLD州政府が急遽控訴審を開いた。タウンズビルのQLD州最高裁では、ハーリー巡査部長は罪状認否で故殺と暴行の容疑に無罪を主張し、審理が進められていた。6月20日、アボリジニの拘置中の死亡事件で警察官としては初めて起訴されたハーリー巡査部長に対して、8人の女性と4人の男性で構成される陪審員は両容疑に無罪判決を出した。ピーター・ビーティQLD州首相は、「今日の判決を平静に受け入れるべきだ」と語った。法廷の外でピーター・デービス検事は、「パーム島の住民も判決を受け入れることと思う。陪審員に対しては出せる限りの証拠と証言を出した」と語った。一方アボリジニ人権活動家グレスリン・スモールウッドさんは、「私達は正義を望んだが得られなかった。しかし、オーストラリア国内のできごとに対して世界の注目を集めることができたのは勝利だ。暴力を望まない。平和に生きたい。これからはみんなで警察の行動を監視しようではないか」と呼びかけた。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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