石炭運搬船離礁に失敗
嵐で砂浜に乗り上げ、観光名所に
6月8日の嵐でニューカッスルの砂浜に座礁した石炭バルク運搬船「パシャ・バルカー」号は、同市の難破船の一隻として新しい観光名所になっていた。その一方で同船のサルベージ計画が練られていたが、6月30日は1暦月中2度目の満月、英語で言う「blue moon」で、太陽、地球、月が一直線に並ぶため満干が大きくなる大潮(英語俗称「king tide」)。この大潮を利用して同船の離礁作業が行われた。現場はニューカッスル港を外洋から遮る腕のように伸びた岬の外側に位置するノビーズ・ビーチ。観光名所の灯台がすぐそこに見える。当日は砂浜を中心にニューカッスル都心の一部も含めて立ち入り禁止になった。NSW州政府の港湾担当大臣ジョー・トリポディ氏が見守る中、3隻のタグボートからスチール・ロープを同船につなぎ、錨を降ろし、満潮時を狙って一斉に沖に引いたが、4万トンの船はほとんど微動だにしなかった。突然タグボートの1隻「キーラ」が引いていたスチール・ロープが切れ、キーラが持ち場を離れた。満潮が引いていくため、午後9時には作業を中止しなければならないため、28日のサルベージ作業はほぼ終了。29日も作業が続けられるが、同船はタグボートの引くロープで数度位置をずらせたため、トリポディ大臣はサルベージ作業に楽観している。同船は座礁時に船底に穴を開けたとされており、ディーゼル燃料を上の船腹に移動するなどの安全策を取っていた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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