連邦政府の医療負担が少ないと州政府
票目当ての宣伝とアボット連邦保健相
6月24日、州・準州政府が「Caring for Our Health」と題した報告書を発表した。報告書は政府の医療制度負担をある時点で切り取ったスナップショット的統計で、国内の公立病院が年間11億ドル予算不足であることを示している。VIC州政府のブロンウィン・パイク保健相はABCラジオに出演し、「連邦政府は半額を出資する責務があるのだが、現実には40%以下とじり貧状態にある」と語った。豪厚生研究所によると、11億ドル不足は患者35万回入院経費に相当する。報告書は、この10年で初診料が60%上がっているとしている。その結果、無料で治療が受けられる緊急病棟に来る患者が増えているという。NSW州では、リーバ・マー保健相も他の州・準州の保健相と意見を一致させたが、連邦政府のトニー・アボット保健相は、「報告書は選挙前の宣伝行為」とまともに取り合うことを拒否した。マー保健相は、「どの州政府も国内の公立医療に尽力しているが、残念ながら連邦政府はそうではない。連邦政府の方針は医療経費を個人や世帯に転嫁しているだが、結局すべて公立医療制度、公立病院の負債になっていく」と語った。WA州のアラン・カーペンター首相も、「WA州の医療制度にかかっているプレッシャーは膨大でしかも時々刻々と膨張している。その上、連邦政府の医療政策は事態をますます悪くするだけだ」と語った。QLD州政府のスティーブン・ロバートソン保健大臣は、「州の医療は、過去5年間で26億ドルもだまされてきた」と語り、トニー・アボット連邦保健相の言葉に対して、「州と準州の保健大臣はトニー・アボット連邦保健相と話し合いを求めたが、アボット氏は州の求めを拒否してきた」としている。アボット連邦大臣は、「11億ドル不足というのは間違いだ。連邦政府は負担分をすべて支払ってきた。公立病院制度に問題があれば、是正するのは州政府の責任だ」としている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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