深まる都会と農村の間の溝
NSW州国民党党首発言
6月16日、ハンター地域のシングルトンで開かれた国民党NSW州支部会議の席上、アンドリュー・ストナー州支部党首は、「シドニー市民は、ダボやタムワースの市民よりも、ロンドンやニューヨークの市民と同一視するようになっている。その結果、オーストラリアは階層分裂社会になりつつある」と述べた。また、グローバリゼーションとグローバル経済が都会と農村部の間の溝を深めているとした。「海外の国際都市と同一視しやすい平均的シドニー市民の態度を見聞きした経験から言えば、彼らはオーストラリアの地方都市の住民の感覚とは大きく隔たっている。また、都会と農村部の不平等を是正し、グローバル経済の恩恵を農村部にも分配することが是非とも必要だ。また、シドニーの金融や運営管理といった業種で働く『グローバル・エリート』と、平均的オーストラリア人の格差は不健康であり、オーストラリア社会の結束を損ねる結果になる。モスマン住民の平均所得はマッジー住民の平均所得の2倍にもなり、ダブル・ベイの平均住宅価格はデニリキンの平均住宅価格のなんと12倍にもなる。技術進歩のおかげでシドニーは、シンガポールやサンフランシスコに近くなったが、大分水嶺は、200年前にブラックスランド、ローソン、ウエントワースが越えた時のまま、『越えられぬ障壁』になっている。都会と農村の溝は富だけでなく教育や厚生にまで及んでいる。ニュー・イングランド大学の調査では、数学や科学の学力でオーストラリアは世界の5位に入るとされているが、農村部の子供たちの学力はスロベニア、アルメニア、キプロスと同じレベルだ。また、シドニーの外に住む住民は首都圏の住民に比べ、2倍の比率で医療を受けにくいと答えている。今後4年間、国民党に課せられた責任は、都会と農村部の格差を狭めるために戦うことだ」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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