オランダの画家の作品盗まれる
NSW美術館から白昼堂々の犯行
6月14日、オランダの画家フランス・ファン・ミーリス(1635-1681)の作品「キャバリエ(自画像)」が盗まれていたことが報道された。ミーリスは風景画も描いたが、肖像画家として高く評価され、盗まれた20cm x 16cmの作品も130万ドルの価値があるとされている。盗難はこの数日の間に起きたと見られているが、なぜ防犯装置が作動しなかったのかなど不明なところが多い。ヨーロッパから帰国直前だったエドマンド・ケーポン館長は、フェアファクス系紙のインタビューに対して、「非常にショックだ。めったにあることではないが、セキュリティねじを取り外し、作品を館外に持ち出すことは簡単なことではない。このような事件で2つのことを気づかされる。美術館はどこまでも見学客の善意を信じていること、それと、常に勤勉でなければならないということだ」と語っている。作品は1657年から1659年にかけて描かれた作品で、オークのパネルに油絵の具を使っている。作品はフェアファクス系新聞のジェームズ・フェアファクス氏が同美術館に寄贈した作品の1つ。オーストラリアン紙の報道によると、美術館の記録では、ジェームズ・フェアファクス氏はこの作品を1988年にロンドンの画商アグニューズから購入した。米FBI美術犯罪班のロバート・ゴールドマン特別捜査官は、「FBIの経験で言えば、美術館の作品盗難の80%は、館職員または館の鍵を持っている人物の犯行、内部犯罪だ。このような有名な作品が盗まれるとニュースが世界中に広まるので売ることは非常に難しい。有名作品が盗まれてもすぐに見つかることはまれだが、必ずと言っていいほど、何年か後に浮かび上がってくるものだ」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|