「野党党首のダライラマ会見は宣伝行為」と外相
遅れて首相がダライラマ会見を決定
6月12日、11日間の予定で訪豪中のダライラマ14世は、12日にキャンベラでケビン・ラッド労働党党首と会見したが、アレグザンダー・ダウナー外相は、「ラッド党首のダライ・ラマ会見は政治的宣伝目的だ」とした。連邦政府は、ラッド党首が、5年前にダライラマが訪豪した際にハワード首相とダウナー外相が会見を拒否したことを批判した上で、自らもダライラマ会見を断ったことを偽善だと批判していた。外相は、ABCラジオに出演し、「ラッド氏は、ダライラマに会わないと言っていたが、2日後には会うと言い出した。ラッド氏がすることはいつでも政治的駆け引きではないか」と語った。この時点で、ジョン・ハワード首相はダライラマ会見をまだ決めておらず、ダウナー外相は、この問題で首相が政治的駆け引きをしているのではないかという疑問を否定し、「首相はまだ会うとも会わないとも決めていないだけだ」と答えた。緑の党のボブ・ブラウン党首は、「首相も野党党首も中国の機嫌を損ねるのが怖くて逃げている」と批判した。同12日、ジョン・ハワード首相が、今週後半にダライラマと会見することを決めた。首相府スポークスマンは、「2人の予定が一致する時間が見つかったようだ」としている。ハワード首相はそれまで明言を拒否し、「会う時間があるかどうか予定表を調べる」としていた。ダライラマ14世は、首相との会見について、「何がそんなに大事なのか分からない」と終始意に介さない様子。一方、中国外務省は、「ダライラマ訪豪は両国の関係を損ねる」と声明した。しかし、ダライラマ公式伝記著者のマヤンク・チャヤ氏は、「中国政府は反射的に反応しているだけ。ダライラマが何をしようと気にはしていない。ダライラマが亡命しているインドと中国との関係が最近好転していることがその証拠」とした。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|