4万年間、今より乾いていたこともある大陸
QLD大学チームの地質調査
QLD大学の気候学主任講師ハミッシュ・マクガワン博士は研究班を組織してQLD州の過去の気候を調べてきた。研究班が州南東部沖のノース・ストラドブローク島の泥炭を4万年前まで遡って分析した結果、この地域はかつて現在よりも乾燥していたことがあり、またしばしば干ばつが襲っていたことも明らかになった。マクガワン博士は、「この調査結果は大陸全体に言えること。大陸もこの地域も地球規模の気候サイクルや気候変動から無関係ではいられない」としている。その気候変動は何世紀もかけて進むばかりではなく、人の一生の間にがらっと変わることもある。「わずか20、30年の間に、ごく平均的な気候から現在よりもはるかに乾燥した気候に変化したこともあった」と博士は語っている。調査班は、北半球・南半球双方から主な気候事象をすべて明らかに示す証拠を見つけた。炭素14を使った年代測定法でサンプルの年代を同定する他、花粉や木炭、大陸の他の地域から風で吹き飛ばされてきたホコリなども発見した。博士は「サンプルの成分を地球化学的に分析し、ホコリがどこから飛んで来たかを突き止めることもできる。この4年から5年かけて、オーストラリア大陸東部の地表の堆積物のデータベースを作り上げた」と語っている。QLD州南東部では干ばつはほとんど当たり前の気候だが、ほとんどの人は海岸から50km以内の地帯に居住しているため、干ばつを異常現象と捉えがち。QLD州南東部には1万8,000年前に氷河期が過ぎて以来、5回から6回の長期的な干ばつがあった。マクガワン博士は、最近の冷たく乾いた独特の南西風はこれから長期的な干ばつが来る予兆かも知れないと語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|