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国際 - 2007年5月15日

TASアボリジニの遺骨、帰国

自然史博物館と20年の交渉の末
 19世紀後半、TAS州からイギリスに持ち去られた先住民族の遺骨は、その後売買や寄付によってイギリス国内の博物館や大学の収蔵品になっている。しかし、オーストラリア先住民族アボリジニにとっては、遺体を故郷から持ち去られた魂は苦しみ続けることになる。そのため1990年代初めからTASアボリジナル・センター(TAC)のマイケル・マンセル法律部長らが先頭に立って、ロンドンの自然史博物館その他、アボリジニの遺骨を保管している機関と返還交渉を行ってきた。この度、自然史博物館との交渉が実を結び、5月14日、150年前に持ち去られた遺骨がホバートの空港に帰ってきた。遺骨受け取りのためにロンドンに飛んだセンターの代表キャロライン・スポッツウッドさんとグレッグ・ブラウンさんがアボリジニの旗で覆った2つの箱を捧げ持って現れ、帰還式が行われた。博物館では返還の前に骨、歯、毛髪の「侵襲的」科学試験を行いたがっていたとされている。式には150人ほどの人がアボリジニの旗を持ち、ユーカリの枝を空港ターミナル外側にばらまき、伝統的な煙をたく儀式が繰り広げられた。2つの箱は悪霊を追い払うため、くすぶるユーカリの葉の傍らに置かれ、アボリジニ・コミュニティ代表のテレサ・セインティさんが出迎えの辞を述べた。一方、ブラウンさんは、「私達はロンドンでもっとも強力な機関を相手にして、彼らのルールでねばり強く交渉を続け、勝った。彼らは私達を、私達の願いや私達の意志や私達の熱意を過小評価していたようだ」と語っている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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