豪インドネシア関係再緊張
バリボ・ファイブ検視法廷から
5月29日、NSW州を訪問中のスチヨソ・ジャカルタ知事に、シドニーのグリーブ検視法廷から、法廷審理を支援するスティーブ・トーマス部長刑事が出廷要請状を自ら知事の宿泊する客室のドアまで届けたとされている。知事は、日程が詰まっているとして、審理出廷を拒否した。検視法廷は、1975年にインドネシア軍が東チモールに侵入した際に、バリボの町で5人のジャーナリストが殺害された事件の被害者の1人ブライアン・ピーターズ氏の死因を調査しており、スチヨノ知事は当時インドネシア軍の一員としてバリボ侵入に参加していたとして、その証言を求めていた。出廷要請は、インドネシア政府が、ビル・ファーマー駐イ豪大使を喚問し、市民が大使館前で反豪スローガンを叫ぶなどの問題に発展した。出廷要請状を発行したドロール・ピンチ州副検視官は、5月29日に重要目撃者スチヨソ退役中将がシドニー訪問中であることを知り、法的助言を得た後、召喚状発行を命じたが、さらに法的助言で、召喚状の法的有効性が疑問視されたため、任意の出廷要請状に切り替えられた。また、ピンチ副検視官は、スチヨソ知事が、「豪警察官が知事の宿泊してた客室にマスター・キーを使って立ち入った。まったく無礼な行動だ」と語ったことに対しても、「トーマス部長刑事に聞き質したが、そのようなことはないとの返事を得た」と語っている。5月30日には、マイク・テデシ検視法廷弁護士が、「モハメド・ユヌス・ヨスフィア氏とクリストフォルス・ダ・シルバ氏の二人はジュネーブ条約に基づく戦犯として処罰することが可能」と勧告した。ヨスフィア氏はバリボを襲撃した特殊部隊の指揮官であり、1998年から99年までインドネシア政府情報省を務め、ジャーナリスト3人の殺害に関与したとされる。またダ・シルバ氏も特殊部隊将校で後に東チモール地区の官僚を務めた。現在、インドネシア政府の報復措置が予想されている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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