ハンス・ブリックス、シドニー平和賞受賞
米主導のイラク侵略を違法と宣言
5月21日、スエーデンの外交官で、国連大量破壊兵器委員会委員長を務めるハンス・ブリックス氏が2007年シドニー平和賞を受賞した。シドニー平和財団はブリックス博士の受賞が審査員の満場一致で可決されたことを伝えている。授賞決定の理由として、「ハンス・ブリックス氏は、イラクの戦争に対して規律と勇気を持って反対し、長年にわたって人道法と非暴力を唱導し、世界から武器の脅威を追放する軍縮プログラムのリーダーシップを担ってきたことを顕彰する」とされている。ブリックス博士は、米英豪を中心とする「連合軍」がイラクに侵攻する直前までイラク国内の「大量破壊兵器調査団」を率いており、調査完了の前に3国がイラク侵略を開始した。2003年、ブリックス博士は、「イラクはおそらく1990年代に大量破壊兵器を廃棄していたと思われる」と語っている。大量破壊兵器調査の結果にかかわらず、アメリカがそれ以前からイラク侵略する意図だったことを示す事実も後に明らかにされ、2004年にブリックス氏は「イラク戦争は違法」と宣言した。シドニー平和賞審査委員会は、経済界、メディア、学界などから7人の代表で構成され、世界の平和と正義に貢献した個人または組織の貢献度を審査する。シドニー平和財団のアラン・キャメロン委員長は、「財団創立10周年にあたり世界の軍縮問題を重要な平和問題として取り上げることは非常に妥当なことと考える」と語っている。ブリックス博士は2007年11月7日にシドニー市平和賞授賞講演を行い、翌日夜の授賞式で賞を受け取る。シドニー平和財団は、1998年シドニー大学内で非営利団体として設立された。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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