教師の能力に大きな開き
豪国立大学経済学者の調査
5月20日、学校生徒の試験点数を分析調査した学者が、「上位10%の教師と下位10%の教師では、生徒の学習に2倍の差が出ることが明らかになった」と発表した。この研究はキャンベラの豪国立大学(ANU)の経済学者アンドリュー・リー氏が実施したもの。リー氏は、「この研究は、生徒の試験点数が一定期間中にどれほど向上するかを測定したものであり、これまでの研究とは違いがある」と語り、「1回のテストだけを見ても、生徒の家庭問題と教師の授業効率とを判別することはできない。しかし、生徒が一定期間中にどれほど向上するかを見れば、教師の付加価値を判定することができる」とした。「生徒の試験点数の2年間の変化から教師の授業効率を測定する」という論文で、読み書きを効果的に教えることのできる教師は数学授業にも優れていることが分かった。また、学校制度全体でも教師の能力には大きな開きのあることが明らかになった。「下位25%の教師が1年で教えることを、上位25%の教師は4分の3年で教えることができる。また、下位10%の教師が1年で教えることを上位10%の教師は半年で教えることができる」と述べている。同じような分散度はアメリカでの研究でも明らかになっているとしている。当然ながら経験の長い教師は効率も高いが、教師の授業能力は、教師になった初めの数年で飛躍的に発展することが分かった。また、読み書きは女性教師が男性教師よりもわずかに優れていることが分かった。ただし、教師の学位や資格の高さと生徒の試験点数向上との間には何の相関関係も見られなかった。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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