政府の保健予算案は新味のない弥縫策
アクセス・エコノミクスの分析結果
2007年度予算案で、連邦政府は、「新しい保健予算」として鳴り物入りで宣伝したが、その内容を分析していたアクセス・エコノミクスは、5月16日、保健予算項目の大部分が、十分な予算が与えられないまま荒廃していた既存の保健サービスをつぎはぎ的に補強するだけのものだったと発表した。今後5年間に割り当てられている46億ドルのうち、27億ドルほどが、歯科補助、高齢者ケア、一般開業医の時間外訪問診察や養老院訪問など既存のサービスの立て直しだった。ただし、これらは不要な予算ではなく、これまで予算不足で十分に機能していなかったサービスであり、予算が重要なことに代わりはない。しかし、「新しい保健予算として売り込むことはできない」としている。また、今回の予算に盛り込まれている立て直し項目は、メディケア・リベートなど、保健医療界でよく知られている「弱点」を中心に割り当てられており、アボリジニ・トーレス海峡諸島人の保健医療などの予算は割当期間が長すぎるとして、「この分野のニーズは特に緊急を要することなのだが、あまりにも長年無視されてきた」と報告書に記載されている。ただし、予算全体としては予防医学や慢性症状への取り組みを優先事項としており、その点では正しい方向を向いていると賞賛している。十分でないとはいえ、タイプ2の糖尿病や運動や栄養などを重点にした肥満対策予算は歓迎できるとしている。調査を依頼した豪医師会は、「医師が感じていることが裏付けられた」としている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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