いじめ被害者、損害賠償請求訴訟勝訴
学校とNSW州教育省の無為が生涯影響
ベンジャミン・コックスさん(18)は、いじめ問題に十分な対応をしなかったとしてNSW州政府を相手取って損害賠償請求を起こしていたが、5月14日、NSW州最高裁のキャロリン・シンプソン裁判官はコックスさんの言い分を大幅に認め、推定100万ドルの損害賠償を州政府に命じた。コックスさんがハンター・バレー地域のメイトランドに近いウッドベリー小学校に通っていた6歳から7歳の時期にかけ、年長の問題児に日常的にいじめられた。裁判ではコックスさんの母親のアンジェラさんが証言台に立ち、コックスさんは全く学校に行きたがらなくなり、ことに1995年2月にいじめっ子がコックスさんの首を絞めようとした後でさらにひどくなったと語った。裁判官は、アンジェラさんの苦情に対して学校の対応は「情けないほど不十分」だったと認定した。さらに、アンジェラさんが学校の無為を教育省の職員に相談したところ、職員が、「いじめも人格形成のうち」と答えたとしている。一度は、アンジェラさんが学校に呼び出されて赴くと、ベンジャミンさんが泣いており、下門歯が1本無くなっており、唇から出血していた。ベンジャミンさんは、母親に、そのいじめっ子がセーターを口の中に押し込もうとしたのだと説明した。1995年9月にアンジェラさんはベンジャミンさんをウッドベリー小学校にやらないと宣言した時、学校長が、「出て行く子供もいれば残る子供もいる」と言い返したと、アンジェラさんは証言している。シンプソン裁判官は、ベンジャミンさんが成人後も治癒不可能なほどに心理的な痛手を受けたと認定した。NSW州教育省は控訴を検討している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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