TAS州の製紙工場環境評価に75万ドル
コンサルタントの資格に疑問も
4月17日、TAS州政府のスティーブン・コンズ計画大臣は、TAS州北部タマー・バレーに総工費20億ドルで建築が計画されている製紙工場の環境評価に、フィンランドの環境技術事務所SWECO PIC社を指名したと発表。評価調査には75万ドルの経費を要し、すべて州政府の予算から支払われるとした。コンズ大臣によると、SWECO PIC社は世界中に3,500人の社員を擁し、毎年60か国で2万件の調査を手がける世界でも有数のコンサルタント・エンジニアリング企業で、パルプ製紙産業では40年の実績があるとしている。また同社の環境評価チームは大気汚染防止、製紙工場設計エンジニアリング、廃水処理、環境技術、エネルギー技術、火力発電所、化学エンジニアリングなどの専門家で構成されるとしている。TAS州からは、SWECO PIC社との協議のために政府高官がヘルシンキに飛ぶ。製紙工場選定パネルは、「国際的な環境コンサルタントを選定、製紙工場が当州の厳格な環境ガイドラインに適合しているかどうかを評価する。製紙工場建設認可申請処理を迅速化する「製紙工場評価法案」は、上院で修正案が可決されており、4月17日午前、州政府が州議会下院に再提出した。一方、TAS州緑の党議員は、「インターネットをちょっと検索するだけで、SWECO PICが、チリのバルジビア製紙工場のスーパー・バッチ・クッキング施設の設計を請負ったことが出ている。バルジビア製紙工場が稼働すると汚水が流れ出し、湿地と野生生物に許容できないほどの被害を与えたため工場は閉鎖され、甚だしい汚染問題に対処するため、工場施設を大幅に改造する事態になった」と語った。答弁に立ったポール・レノン州首相は、「同社はドイツで世界最高水準の製紙工場建設に関与しており、EUの環境・排ガス規制にも合格している」と反論した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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