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社会 - 2007年4月21日

ウサギの次は巨大イエネズミ

世界自然遺産指定の島を破壊
 タスマニア島南東1,500kmの海に浮かぶオーストラリア領の孤島マコーリー島は世界自然遺産に指定されており、絶滅危惧種のアホウドリ生息地になっている。しかし、かつてこの島に放されたり、船に密航してきたウサギやイエネズミが繁殖し、島の動植物だけでなく、地形にまで大災厄をもたらしている。ウサギは地面にトンネルを掘るため、引き起こされた土砂崩れがペンギン・コロニーの岩場やアホウドリの繁殖地を破壊し、一方ネズミの爆発的な繁殖も島の自然を破壊しかねない勢いである。これまで調査を続けていたタスマニア自然保護トラスト(TCT)が赤外線撮影した映像には、巨大に「進化」したイエネズミがアホウドリのヒナを餌食にする姿が捉えられており、このまま放置すればマコーリー島の自然がどうなるかを警告している。トラストのスポークスマンは、「南太平洋南ア沖にある英領ゴフ島でもイエネズミが通常の3倍の大きさに進化し、在来種生物を餌食にしている。普通のイエネズミが3倍の大きさになって在来動物の天敵になっていった過程はマコーリー島にも起きる可能性がある」と語っている。マコーリー島はタスマニア州に編入されているが、自然遺産区域は連邦政府の管轄で、1,650万ドルと見積もられた害獣駆除経費をどの政府が負担するかで連邦と州の間でもめ、連邦政府が半額出資を提案したが、州政府は、「連邦政府は予算があり余っているではないか」と半額出資を拒否した。映像はTCTとタスマニア州緑の党が共同で記録したもので、4月20日に発表された。TCTスポークスマンは、「州政府が全島を連邦政府に譲り渡し、すべて連邦政府の負担にすべきだ」としている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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