「銃規制、現在のままで十分」とネルソン国防大臣
米大学32人射殺事件で「銃規制強化」の声に
現地時間4月16日午前7時半から9時半にかけて、アメリカのバージニア工科大学で韓国人学生が2丁の拳銃で学生・教官32人を殺害し、自殺した事件は、ポート・アーサー、メルボルン、ストラスフィールドなどで何度も大量射殺事件を経験したオーストラリア人に、社会に出回っている銃器の恐ろしさを再び痛感させた。緑の党、民主党は事件後ただちに銃規制強化を訴えたが、4月17日、連邦政府のブレンダン・ネルソン国防相は、「オーストラリアは、ポート・アーサー35人射殺事件のような事件の再発を防ぐためにできるかぎりのことをしている。しかし、精神的に混乱した個人がこのような事件を引き起こすことはどんな措置をしても防げない。オーストラリアの銃規制法は適正だと思う」と述べた。ただし、現行法に小さな修正を加える可能性は否定しなかった。また、オーストラリアの銃規制はアメリカの現行法に比べればはるかに厳しいとした。一方、同日、ジョン・ハワード連邦首相は、「アメリカ流のガン・カルチャーがオーストラリアに広まらないようできる限りのことをする」と語った。1996年4月28日、マーチン・ブライアント受刑者がセミ・オートマチック・ライフルを携帯して、ポート・アーサーのレストランと喫茶店を襲い、35人を殺害した事件直後からハワード政権は「銃器買い上げ」キャンペーンを推進、禁止対象となる自動半自動ライフル銃や所有者任意提出の銃器を買い上げた。それ以来、オーストラリアでは大量射殺事件は起きていない。しかし、国内には許可を得た拳銃が25万丁出回っており、個人所有者宅から盗まれることも多く、密輸銃器もかなり出回っているとみられている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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