干ばつの次は強い豪ドル
輸出農家には泣き面に蜂
4月16日、小麦独占輸出業者AWB社は、2006年度から2007年度にかけて小麦輸出の収益予測を大きく引き下げた。2007年初めには激しくなる干ばつのため収穫量が1,000万トンを割ると予想されていたが、その上に豪ドルが強くなり、4月上旬には1豪ドルが83米セントと過去17年間の最高に達している。そのため、2005年度の小麦輸出の利益予測は変わっていないが、2006年度についてはトンあたり$3の利益減少、2007年度についてはトン当たり$10下がると予測されている。AWBでは2週間後に再度予測をチェックする。AWB社のこの予測は、一部の株主が同社を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしたのと同じ日に発表された。2006年のテレンス・コール元判事の調査委員会は、AW社が小麦輸出契約を確保するために、国連のイラク経済制裁条件に違反し、フセイン政権に総額2億9,000万ドルにのぼるキックバックを贈っていたと認定し、AWB幹部の訴追を勧告した。このスキャンダル事件を受けて、連邦与党内では、AWB社の独占輸出業者の資格を存続するか廃止するかで意見が対立している。先週にも閣議で話し合われ、現在はジョン・ハワード連邦首相と国民党党首マーク・ベイル副首相が平議員と話し合っているが、農村地帯を母体とする国民党はAWBの小麦独占輸出権存続を望み、一部農村部の自由党議員は同社の独占権廃止を要求している。政府決定は4月末にも発表が予定されている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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