コック、ヘアドレッサーが裏口移民の職種に
社会学研究者、制度の再検討を要請
3月28日にモナッシュ大学の社会学研究者が発表した報告書は、「留学生教育機関や移民手続業者が、オーストラリアの永住権取得のためにクッキングやヘアドレッシングのコースを取るよう勧め、技能者移民プログラムを乱用している」と批判した。また、「政府のプログラムは、技能者が不足する職種のコースを履修すれば永住権が取りやすくなると留学生を誘っている。現実には該当するコースを修了して資格を取った後、その職種にとどまる者はごくわずかで、大多数はオーストラリアの公立教育と社会保障制度を全面的に享受することに向かっている」としている。この報告書は、モナッシュ大学人口都市計画研究センターが作成したもので、移民政策批判者として知られるボブ・ビレル博士も共同研究者になっている。報告書はさらに、「国内でクッキング・コースを履修し、永住権を申請した海外留学生の数は、2001年の58人から2006年の884人へと15倍以上に増えており、ヘアドレッシング・コース履修者の永住権申請も12人から153人へと13倍以上に増えている。同期間の永住権申請総数が3倍に増えていただけだから、両コース履修者の永住権申請が異常な高率になっていることは明らか。コックやヘアドレッサーが不足しているのは確かだが、従来から人材が不足している金属加工、電気・建設業の求人率に比べれば取るに足りない。なぜ海外留学生が特にクッキングやヘアドレッシング・コースを取るのか? 海外留学生は永住権が欲しいだけで、そのためにはクッキングやヘアドレッシングがもっとも安上がりで簡単なコースだからだ」として、技能者移民の規準条件を厳格にするよう勧告している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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