ポート・アーサー事件犯人、4度目の自殺未遂
今年初めに精神障害の治療を受けたばかり
3月25日のABCニュースは、ポート・アーサー35人殺害犯のマーチン・ブライアントが手首を切って自殺を図り、病院に運ばれたことを報じた。マーチン・ブライアント受刑者は、1996年4月28日、タスマニア州の史跡ポート・アーサーのレストランと喫茶店で小銃を乱射、食事客など35人を殺害し、現在は同州のリスドン刑務所で終身刑に服しているが、しばしば精神的不安定が伝えられてきた。刑務所当局は、ABC放送に対し、ブライアント受刑者が自傷行為で治療を受けた後、刑務所に戻されたことを確認している。「刑務所行動改革」運動のスポークスマン、グレッグ・バーンズ氏は、ABC放送で、「マーチン・ブライアント受刑者に対して今も怒りを感じる人がいても理解できるが、ブライアント受刑者も人権を認められるべき人間であり、同情をもって見てやって欲しい」と語り、さらに、2007年初めにブライアント受刑者が精神障害の治療を受けた時には、市民の間から治療を非難する騒ぎが起きたことを指摘し、「復讐心で社会を変えることはできない。社会がブライアントの自殺を期待するなら、それは1996年の事件と同じ水準まで私達が堕落することになる」と語っている。ポート・アーサー事件後、ジョン・ハワード政府は半自動小銃などの所持を禁止する一方で、一定期間内に銃器を警察に持参し、所有権を放棄した場合にはどんな銃であっても銃器不法所持に問わないアムネスティと「銃器買い戻し」キャンペーンを実施、以後複数の人間を射殺する事件は起きていない。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|