QLD、難破船チェリー・ベンチャー号撤去作業
石綿汚染の広がりが危惧される
1973年7月8日、季節外れのサイクロンがクイーンズランド沿岸を襲った。ダブル・アイランド・ポイントでは波は頂上から底まで12メートルを記録した。オークランドからブリスベンに向かっていたシンガポール船籍の1600トンの貨物船チェリー・ベンチャー号がメーデーを発信した。豪空軍アンバリー基地の第9飛行中隊のイロコイ・ヘリコプターは、地元チャーター・パイロットの誘導で風の弱い河川や谷間を縫って、木の梢に触れんばかりの高さを現場に飛んだ。地元民、海砂採取場の作業員、空軍兵士の活動で24人の乗組員全員が座礁した船から救助されている。同船をサルベージする試みはすべて失敗し、同船はフレーザー・アイランドに近い砂浜のアトラクションとして観光客が訪れる場所になったが、手入れされない船の腐食は速い。最近になってエンジン室の防熱に使われていた石綿が周辺部にも散り始めており、このままでは砂浜や観光客にも石綿汚染が広がることが危惧されるようになった。QLD公園野生生物局では、2月5日より、空も含めた船体周辺半径150メートルに立ち入り禁止区域を設定し、解体作業を始める。もし石綿汚染が広がっているようなら立ち入り禁止区域をさらに広げるとしている。作業は干潮の前後各1時間ずつしか使えないため、約6週間かかると見られている。また、周辺の空気、金属、砂はすべてモニターし、安全を確保する。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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