豪政府、英国でのアボリジニ遺骨の調査中止に介入求められる
豪州への遺骨返却に遅れ−DNA採取などの調査実施の可能性も
英国ロンドンで科学者らがアボリジニの遺骨の調査を実施しようとしており、オーストラリア連邦政府はこの調査を中止するための法的措置に介入するよう求められている。英国の自然歴史博物館は昨年11月、アボリジニ18人の遺骨を返却すると合意したが、タスマニア出身のアボリジニ17人の遺骨の返却が既に3カ月遅れており、遺骨に科学的調査が行われる可能性が出ている。タスマニアン・アボリジナル・センター(TAC)は先週ロンドンで、同博物館が17人の骨と頭蓋骨に損傷を与える可能性が懸念される中、調査への暫定的な禁止命令の発効に成功した。同センターは22日にも、永続的な禁止令をロンドンの高等裁判所に求める予定。同センターは、裁判費用を提供することで合意しているオーストラリア連邦政府にも、高等裁判所に調査の中止を依頼するよう求めている。リーガル・ディレクターのマイケル・マンセル氏によると、英国政府は調査が確実に実施されるよう介入する構えも見せており、オーストラリア連邦政府が法的措置に向けて加わることは非常に重要という。遺骨は1800年代初期に植民地主義者により持ち出されたもので、自然歴史博物館はこれらからのDNA採取のほか、骨の一部の移動、髪のサンプルの採取、レントゲン撮影を希望している。完全な状態で返却されるよう、調査中に動かされた部分はすべて修復するという。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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