ジョン・ハワード首相、異例の米大統領選挙候補批判
「イラク撤兵は中東全体の混乱を招く」と
アメリカの大統領選挙は2008年11月までないが、すでに公認候補選準備段階に入っており、初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン上院議員に対抗して初の黒人大統領を目指すバラク・オバマ上院議員が名乗りを挙げている。オバマ議員は、大統領に当選すれば米軍をイラクから撤退させると公約しているが、米英豪3国のイラク攻撃時から戦争に反対しており、イラク攻撃を支持したヒラリー・クリントン議員その他の候補者と違って、支持者もオバマ議員の一貫性を信頼している。また米軍戦闘部隊をイラクから撤退させる議員立法も提出しているが、これは法案に拒否権を持つ大統領がイラク戦争推進者である間は成立の見込みがない。しかし、2月11日、ジョン・ハワード連邦首相が、異例の米大統領候補者批判を行ない、「オバマ氏が大統領に選ばれれば、対テロ戦争にとって大変なマイナスになる。イラクを不安定に陥れ、破壊したいと望んでいるテロリスト達は、オバマ氏が勝利することを祈るだろう」と発言した。しかし、オーストラリアの世論は3国のイラク攻撃当時から戦争反対が戦争支持を上回っており、首相は議会にも国民にも諮らずに参戦を決定しただけに、イラク国内が内戦化し、軍事でも政治でもアメリカが勝利する見通しがほぼ完全に消えた現在、進みも退きもできない非常なプレッシャーを感じているのは首相自身のはずである。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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