グレート・バリア・リーフのサンゴ白化
気候変動で常態化の可能性
2月2日、グレート・バリア・リーフ研究財団のラッセル・ライヘルト博士は、このまま気温上昇が続けば、サンゴ白化が常態化し、ついには消滅してしまうだろうと語った。現在でもすでに毎年夏になるとサンゴ白化が起きる可能性が高くなっている。現在の気候変動を20年から30年の期間に延長して考えれば、ほぼ毎年起きるようになるはずだ」として、毎年何%かが死滅していけば、徐々にグレート・バリア・リーフが消えていくことになる。サンゴの白化は地球全体の気候変動に伴って水温が例年よりも高くなると起き、珊瑚の組織内に棲む褐虫藻(zooxanthellae)という有色の微細な植物細胞が組織から抜け出たり、体の色素を失う現象で、白化が長期に続くとサンゴが死んでしまう。グレート・バリア・リーフでは1979年以来8回の白化が記録されており、1998年と2002年の白化は特に大規模だった。今年は白化が予想されていないが、1998年にはリーフの42%が白化し、サンゴの2%が死滅したと想定されている。また、2002年には55%が白化し、5%が死滅した。白化がひどいとサンゴが再生するまでに10年以上がかかる。2月2日にパリで発表された国連のレポートでは、2100年には工業化以前の時期に比べて2度から4.5度も気温が高くなると推定されている。また、サンゴの病原、サメの乱獲や海水の酸性化の影響を受けることになる。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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