シドニーのC型肝炎発生率、ロンドンを抜く
麻薬中毒者の注射器使い回しで感染
2月12日、国立HIV疫学臨床研究センターは、「オーストラリア・ニュージーランド公衆衛生学ジャーナル」にC型肝炎の研究調査報告を発表した。同センターは、シドニー南西郊外で、30歳未満または中毒歴3年未満の中毒者200人以上を対象に調査し、新中毒者100人を1年間追跡した結果、1年後には46人がC型肝炎に感染していた。中でも感染率が高いのは女性、20歳未満、東南アジア出身者、コカイン注射、中毒歴1年未満という結果が出た。同センターのリサ・マー教授は、「問題は深刻だと言うことは知っていたが、こんなにひどいとは思わなかった」と述べている。マー教授によれば、この報告論文と他にもNSW州の2地区の調査結果があり、シドニー地域のこの感染率は、ロンドンの「新中毒者の42%がC型肝炎に感染」という数字を上回り、世界でも最高の感染地域の一つだ、政治家が緊急に行動しなければならないとしている。報告論文は、「この中毒者グループには1980年末に実施された予防対策も効果がなく、コカイン常習者になってすぐに使い回しの注射器から血液感染の肝炎にかかるため、予防対策可能期間ごく短い。彼らが麻薬を試す前に感染の恐ろしさを知らせないと、感染を防ぐことはできない」としている。C型肝炎は、活動の遅いウイルスで、肝臓肥大その他の肝臓病を引き起こす他、むら気、かゆみ、吐き気などの症状も伴い、長期的な治療が必要になる。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|